[場所1E202(月曜日4限)]
HPに行く
今回は、
HPに行く
今回は、
- 小テスト
- コンパクト化
についての内容でした。
小テストについての解答は、第15回に配るスライドにありますので
そちらを見てください。試験期間の日 2/5にも授業&小テストを行います。
最後の小テストですので頑張って挑んでください。
しかし、今回の小テストはあまりできはよくありませんでした。
コンパクト化
コンパクト化とは、位相空間 X にいくつか点を付与してコンパクトにすることをいいます。
例えば、1点を付け加えてコンパクトにすることを1点コンパクト化といいます。
(X,\mathcal{O}) を位相空間とし、X に属さない点を a とし、\alpha X=X\cup\{a\} とします。
このとき、\alpha X に位相 \mathcal{O}_{\alpha X} を次のように入れます。
\mathcal{O}_{\alpha X} は \alpha X のべき集合の部分集合で、
U\in \mathcal{O}_{\alpha X} であるとは、以下を満たすもののことをいいます。
a\not\in U の場合は、U\in \mathcal{O} であること。
a\in U の場合は、X\setminus U は X においてコンパクト
このようにして得られた位相、(\alpha X,\mathcal{O}_{\alpha X}) のことを
X の1点コンパクト化といいます。
実際、1点コンパクト化 \alpha X はコンパクト空間になります。
\{U_\lambda|\lambda\in \Lambda\} を \alpha X の開被覆
とします。このとき、a\in U_\lambda を一つ選びます。
このとき、X\setminus U_\lambda はコンパクトなので、\{U_\lambda|\lambda\in \Lambda\}\setminus U_\lambda
は X\setminus U_\lambda の開被覆であり、その有限部分被覆 \{U_{\lambda_1},\cdots, U_{\lambda_n}\}
が存在して、X\setminus U_\lambda\subset \cup_{i=1}^ nU_{\lambda_i}
となります。よって X=\cup_{i=1}^ nU_{\lambda_i}\cup U_{\lambda}
が \{\mathcal{U}_\lambda|\lambda\in \Lambda\} の有限部分被覆
になります。よって \alpha X はコンパクト。
他にもコンパクト化の種類はありますが、ここではこれ以上は扱いません。
1点コンパクト化は、最も簡単でシンプルなコンパクト化で、
空間 X のコンパクトでない部分を一点に凝縮したような形をしています。
なので、たとえば、{\mathbb R} の1点コンパクト化は、
{\mathbb R} の無限遠点で結んで円周のような形をしているはずです。
つまり、{\mathbb R}^2 の中の単位円と同相になっていると思われます。
コンパクト化としての単位円
なので、今回の課題14-2はそれを実際やってみようということなのです。
この場合、(0,1) は {\mathbb R} と同相なので、有界領域 (0,1) の方で
やってみます。
まずは、{\mathbb S}^1 を単位円として、閉区間 [0,1] の \{0,1\} 同一視して
得られる等化空間として記述します。
[0,1]/\{0,1\} を、[0,1] に入る同値関係として
これを商空間といいました。とくに、h は連続です。
14-2-1
f(t)=(\cos t,\sin t) とし、g:[0,1]/\{0,1\}\to {\mathbb S}^1 をうまく定めて、
f=g\circ h が成り立っていることを示してください。
14-2-2
この g が連続であることを示しましょう。そのために、以前やった課題8-4-1
を使ってください。
14-2-3
空間 X のコンパクトでない部分を一点に凝縮したような形をしています。
なので、たとえば、{\mathbb R} の1点コンパクト化は、
{\mathbb R} の無限遠点で結んで円周のような形をしているはずです。
つまり、{\mathbb R}^2 の中の単位円と同相になっていると思われます。
コンパクト化としての単位円
なので、今回の課題14-2はそれを実際やってみようということなのです。
この場合、(0,1) は {\mathbb R} と同相なので、有界領域 (0,1) の方で
やってみます。
まずは、{\mathbb S}^1 を単位円として、閉区間 [0,1] の \{0,1\} 同一視して
得られる等化空間として記述します。
[0,1]/\{0,1\} を、[0,1] に入る同値関係として
t\sim s
\Leftrightarrow
t,s\in (0,1) において t=s、
もしくは t,s\in \{0,1\}
と定義します。この商集合を [0,1]/\{0,1\} 上に、自然な射影
h:[0,1]\to [0,1]/\{0,1\} からくる全射によって h:[0,1]/\{0,1\} に商位相を入れます。これを商空間といいました。とくに、h は連続です。
14-2-1
f(t)=(\cos t,\sin t) とし、g:[0,1]/\{0,1\}\to {\mathbb S}^1 をうまく定めて、
f=g\circ h が成り立っていることを示してください。
14-2-2
この g が連続であることを示しましょう。そのために、以前やった課題8-4-1
を使ってください。
14-2-3
[0,1] はコンパクトであることは認めて、その像であることからコンパクトを
いいましょう。
14-2-4
{\mathbb S}^1 はハウスドルフであることは、ハウスドルフ空間の直積空間は
ハウスドルフであること。任意の部分集合は相対位相に関してハウスドルフである
ことを使いましょう。
14-2-5
課題13-4-3を思い出しましょう。X がコンパクト、Y がハウスドルフのとき、
f:X\to Y が連続全単射であれば....
14-2-6
[0,1]/\{0,1\} が (0,1) の一点コンパクト化になっていることを
言えば良いわけです。
まずは、写像 \varphi:\alpha (0,1)=(0,1)\cup \{p\}\to [0,1]/\{0,1\} を作りましょう。
このとき、\mathcal{O}_{\alpha(0,1)}=\mathcal{O}(h) であるこを示しましょう。
\mathcal{O}_{\alpha(0,1)} は、(0,1) の開集合になっているものか、
もしくは、p\in U であって、(0,1)\setminus U が (0,1) においてコンパクトになっているものです。
前者は、すぐ \mathcal{O}_{\alpha(0,1)}\subset \mathcal{O}(h) の性質を満たすことがわかります。
後者については、まず U を、U=((0,1)\setminus F)\cup \{p\} と表しておきます。
ここで、F は (0,1) でのあるコンパクト集合。
ここで、\varphi によって、U は、((0,1)\setminus F)\cup \{[0]\} に写ります。
F は、(0,1) の部分集合で、\varphi はこの領域において恒等写像です。
なので、同じ F を用いました。また、[0] は 0 の属する [0,1]/\{0,1\} の
同値類です。このとき、((0,1)\setminus F)\cup \{[0]\} がこの商空間において開集合かどうかですが、
商空間が開集合かどうかは、自然な写像で引き戻して開集合になっているかどうかです。
ゆえに、h^{-1}(((0,1)\setminus F)\cup\{[0]\})=((0,1)\setminus F)\cup\{0,1\}=[0,1]\setminus F であり、この補集合をとると、
F\subset [0,1] が得られます。F はコンパクト空間の中のコンパクト集合なので、閉集合。
ゆえに、h^{-1}(((0,1)\setminus F)\cup\{[0]\}) は開集合なので、((0,1)\setminus F)\cup\{[0]\} は開集合。
これで、(\alpha (0,1),\mathcal{O}_{\alpha(0,1)})\to ([0,1]/\{0,1\},\mathcal{O}(h)) が開写像である(つまり、\mathcal{O}_{\alpha(0,1)}\subset \mathcal{O}(h) )ことがわかりました。
あとは、逆も同じように成り立つことをいうか、再び、13-4-3を使うかして同相を示しましょう。
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